がん保険はなぜ必要なのか

医療保険

日本には『国民皆保険制度』というものがあります。
健康保険制度です。

国民は医療費の一部を負担し、残りは国が負担してくれる制度です。

現在40歳の私は3割負担です。

更に、『高額療養費制度』というものもあります。

医療費の自己負担額が高額になった場合、

一定の金額を超えた分が払い戻しになる制度です。

 

今回は、これらの制度があるにもかかわらず、

『がん保険』が必要といわれているのはなぜなのか…

『医療保険』のみではダメなのか…

それは、なぜなのかをお伝えします。

 

『がん保険』は、なぜできたのか

 

『なったら大変だ!!』と言われる病気はたくさんあります。

なのに…不思議だと思いませんか??

『がん』という病気にだけ特別に、

『がん保険』という専用の保険があるんですよね。

『脳血管疾患保険』とか『心疾患保険』なんてないのに・・・。

なぜ『がん保険』だけ別枠で存在しているのでしょうか。

それは、やはり医療保険では補えきれない病気だからだと思います。

 

なぜ医療保険だけではダメなのか

 

それは『混合診療』が認められていないからです。

 

現在、1つの病気の治療をするのに

健康保険が使える治療と、使えない治療を一緒にするということは

みとめられていません。

 

健康保険が使える治療のみで、

問題なく回復する事が出来ればいいですが、

そうでないケースも少なからずあります。

 

たとえば

健康保険適応の薬では副作用が強すぎてツライが、

健康保険適応外の薬だと副作用もあまりなく少しラクだ。

だから、その薬だけ保険適応外の薬に変えたとします。

他の処方されている薬は、そのまま健康保険適応の薬を使います。

しかし国として、この治療方法は認められていません

 

健康保険を使用するのであれば、

すべて健康保険適応の薬を使い、健康保険適応の治療をしなければなりません

 

1つでも健康保険適応外の薬を使用するのであれば

全額自己負担の『自由診療』になるのです。

だからお金がかかるのです。

 

今後『混合診療』が認められると、健康保険適応の薬は健康保険が適応され

適応とならない薬のみ自己負担になります。

 

再発、転移の可能性

 

がんには、『完治』というものがない…

と聞いたことがあります。

 

こうなると

どれだけの期間、入院になるのかわかりません。

医療保険は入院日数が限られています。

がん保険は入院の日数に限度はありません。

 

社会復帰が難しいかもしれない

 

がんの場所によっては、退院後すぐの社会復帰が難しいと言われます。

 

胃がんで胃を3分の2切除した場合の体力はどうでしょうか…。

今までと同じように働くことが困難だと思いませんか?

 

喉頭がん治療で、声帯にキズがついてしまい

声がだせなくなったら、今のお仕事続ける事ができますか??

 

月3回、抗がん剤の治療にも行きます。

体力的に辛く、出勤することができない日もあります。

今までと同じポジションで同じように

働く事ができるのでしょうか。

簡単に社会復帰ができないかもしれない…

収入が途絶えてしまう…

そのような時に備えて、

がん保険には診断一時金という補償があるのです。

当面の生活費を補う目的でもあります。

 

がん保険が医療保険と違うのは、

『がんで入院したら・・・どのような事に困るのか』

これを、とことん追求し想定してつくられたというところです。

 

 

まとめ

 

私は『絶対に必要ないだろう』

というものにかける無意味な保険商品は、この世に存在していないと

思っています。

なんらかのリスクが考えられるからこそ

『保険商品』が誕生しているはずです。

 

ただ、この先

医療の現場がものすごく発展し、

『がんは簡単に治る病気』になった…

だからお金もあまりかからなくなった…という世になれば

がん保険は無意味な商品になるかもしれません。