人身傷害と搭乗者傷害の違い、搭乗者傷害は必要か

自動車
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自動車保険は、主に3つの補償から成り立っています。

 

①他人のケガや物に対しての補償(賠償責任)

②自分や同乗者のケガの補償(傷害保険)

③自分の車の修理代(財物保険→車両保険といわれています)

 

今回は②の自分や同乗者のケガの補償についてお伝えします。

 

自分と同乗者のケガを補償する保険は

『人身傷害』『搭乗者傷害』、2つの補償があります。

 

なぜ、2つあるのか・・・

その違いは何なのか・・・

両方付帯しておいたほうがいいのか・・・

 

詳しくみていきましょう。

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人身傷害と搭乗者傷害の違い

人身傷害と搭乗者傷害、どちらも自分たちが自動車事故でケガをしてしまったときの補償です。

 

『搭乗者傷害』は『同乗者のケガの補償』と勘違いされていることも多々ありますが、同乗者の人のケガは『人身傷害』の対象にもなっています。

 

どちらも同じ、ケガに対しての補償ですが、補償の内容、補償範囲、保険金支払いのタイミングなどに違いがあるのです。

人身傷害

『人身傷害』ですが、個人の自動車保険には必ず付帯しないといけない補償です。

(事業用や業務使用の車、原付や自動二輪車では必須となっていません。)

それこそ10数年前までは、自由に加入の有無を決めることができていた補償です。

 

人身傷害の補償概要

自動車事故でケガをしてしまったとき、自分の過失に関係なく、治療にかかったお金が補償の対象となります。

 

相手のある事故では、自分の過失は自分で負担するようになっています。

 

たとえば事故の過失割合が

自分の過失3:相手の過失7

の場合だと、

自分の車の修理代や自分のケガの治療費などの30%は、自己負担です。

 

人身傷害は、本来支払わないといけない自分の過失割合分の治療費を補償してくれるのです。

治療費の自己負担がなくてすみますね。

これを『実損払い』といいます。

 

治療費、慰謝料、お仕事を休まないといけなくなった場合は、休業損害も補償されます。

 

人身傷害の補償範囲

①保険契約している車に乗車中、事故でケガをしたとき

②他の車(契約車以外)に乗車中、事故でケガをしたとき

③歩行中、自転車運転中に車との接触によってケガをしたとき

 

①は、個人の自動車保険契約では、必ず付帯しないといけません。

同乗者(家族含む)も補償の対象となっています。

 

②と③については、任意付帯です。

『搭乗中のみ限定補償』にすると、補償から外すことができます。

補償対象外にすることにより、保険料を抑えれますね。

 

②と③の補償対象となる人は、自動車保険の契約者はもちろん、同居している家族です。

 

注意点

②の『他の車』ですが、同居している家族が所有している車、もしくは会社所有の車でのケガは対象となっていません。

②の場合、車の所有者からケガの賠償をしてもらったときは重複して請求することはできません

 

人身傷害の保険金額

1名につき3000万~無制限に設定することができます。

3000万で設定すると、3000万までが保険金の範囲です。

 

後遺障害が残ってしまった場合でも、設定金額までの実損払いです。

 

社会復帰がむつかしい程のケガを負われてしまうと、3000万では厳しいかも。。。

生命保険に加入しているのであれば、生命保険の保険金額と合わせて、決めるといいかもしれません。

 

人身傷害、保険金の支払われるタイミング

治療が終わり、後遺症の認定が終われば保険金が支払われます。

 

・・・ただ、退院するときや入院中の月末の治療費支払いが難しい場合もあります。

そんなときは、保険会社に相談しましょう。

事情があれば必要な分の支払いを先にしてくれるはずです。

搭乗者傷害

『搭乗者傷害』は任意付帯です。

必要がなければ、付帯しなくてもいい補償です。

 

人身傷害で保険金を受け取るようになっていても、関係なく支払われる補償です。

 

搭乗者傷害の補償概要

人身傷害は実損払いですが、『搭乗者傷害』は日額払い、もしくは一時金として保険金が支払われます。

搭乗者傷害の日額払いは、個人の自動車保険に付帯できない保険会社も多いので、ここでは『一時金払い』の説明をします。

 

自動車事故によってケガをしてしまったとき、入院・通院を5日以上した場合に『一時金』が支払われます。

支払い保険金は、

体の部位(手とか足とか頭とか…)と

症状(打撲とか骨折とか脳挫傷とか…)

によって保険金額が決まっています

 

たとえば、腕の骨折だと30万です。

頚髄損傷になってしまうと100万です。

捻挫・打撲であれば10万と、決まっているんですね。

 

その決まった金額が『搭乗者傷害』では一時金として補償されます。

 

『搭乗者傷害』という名前ではなく『傷害一時金費用』として『人身傷害』の特約として付帯することができるようになっている保険会社もあります。

名前は違えど、補償は同じです。

 

『入院のみ』と『入院・通院』の場合と選べる保険会社もあるようなので、確認する必要があります。

 

搭乗者傷害の補償範囲

保険契約している車に乗車中の事故でケガをした場合です。

同乗者も補償されます。

 

ただ、保険会社によって人身傷害の補償範囲と連動している場合があります。

人身傷害の項目『補償範囲』を参照してください。

人身傷害の補償範囲が①のみを対象としている『搭乗中のみ補償』となっていると、②や③のケースでケガをしても対象外となります。

 

人身傷害の補償範囲を②と③もカバーできるようにしていると、同じく②や③のケースでケガをしたら一時金が支払われます。

 

保険会社によって詳細が違います。

同じなのは入院でも通院でも5日以上ということです!!

 

搭乗者傷害、保険金の支払われるタイミング

搭乗者傷害の保険金支払いは、入院・通院を5日以上すると治療中でも支払われます

 

支払われるタイミングは人身傷害より早いということです。

搭乗者傷害は必要か

 

人身傷害は、必ず付帯しないといけない補償ですが、搭乗者傷害については任意付帯です。

さて、この搭乗者傷害は自分に必要なのか・・・。

 

考えていただきたいのは、ケガをすると治療費以外に出費があったり、周囲にも負担がかかってくるということです。

 

ケガをした人の送迎、送迎する人の時間、お世話をする人、その人が請け負う負担・・・など・・・。

自分がケガをしてしまったとき、誰がどのような役割を担うようになるのか・・・

考えてみられるといいですね。

 

搭乗者傷害の保険金は、そうした様々な出費や負担の軽減のために使えるお金としても考えられます。

 

入院保険(医療保険)に加入しているから大丈夫!!という考えは少しキケンです。

事故でケガをしたとはいえ、必ず入院するのかというと、そんなこともないから。

通院治療だけが続くことも十分に考えられます

こうなると、入院保険(医療保険)は当てにできません。

 

ただ、

・そのような急な出費に困らないお金が確保できている

・手助けしてくれる人手は足りている

・ほかに傷害保険の加入がある

・生命保険や入院保険(医療保険)に特約で傷害一時金特約が付いている

このような場合だと不必要な補償といえます。

ぜひ加入の前に確認してみてください。

 

ご自分の環境に合わせて、加入の有無を決めるのがいいですね。

搭乗者傷害の概算保険料


思いっきり概算ですが、年間3、000円前後の補償です。

ダイレクト保険であれば、もっと安くなりますね。

 

必要があれば検討してみてください。

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