自動車保険、長期契約のメリット・デメリット

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自動車保険の保険期間は、1年間だけではありません。

3年間、5年間、7年間と、保険期間を長期に設定することができるのです。

 

1年契約は1年ごとに更新をむかえ、3年契約ならば3年後に更新をむかえます。

 

更新の手間がめんどくさいな~という人にはピッタリですよね。

・・・って、それだけがお得というワケではありません。

 

今回は、自動車保険の長期契約はお得なのか・・・

長期契約のメリット・デメリットを3年契約を見本にお伝えします。

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自動車保険長期契約のメリット、1年契約との違い

自動車保険の期間を長期にすることにより様々なメリットがあります。

 

事故をしたとき

1年契約だと、事故で保険を使うとその翌年の契約更新時に等級が下がり保険料が上がります

(事故をしたときの等級についてはこちら)

事故で保険を使う!等級が下がる場合と下がらない場合
自動車保険には、等級という制度があります。 この等級・・・保険を使うことがなければ1年に1等級ずつ上がっていきます。 最高は20等級で63%の割引があり、最低は1等級で64%の割増です。 (たとえば20等級が2万...

しかし3年契約にしておくと、契約時に3年間の保険料が確定しているため、契約期間中に等級が下がり、保険料が上がる、ということはありません。

 

たとえば

2018年1月1日に3年間の契約をしたとします。

次回の更新は3年後の2021年1月1日です。

 

2018年3月に事故をして保険を使っても2021年1月1日の更新をむかえるまでは、同じ保険料なのです。

この場合、1年契約であれば翌年2019年の更新後から保険料が上がってしまいます。

3年契約は、保険料が上がるタイミングを先延ばしにできるということですね。

 

更新後の等級

 

事故がなかった場合の等級

契約時の等級を10等級として考えてみます。

 

1年契約では、事故がなければ1年につき1等級進みます。

1年目 2年目 3年目 4年目
1年契約 10等級 11等級 12等級 13等級
3年契約 10等級 10等級 10等級 13等級

3年長期契約だと、証券上では3年間ずっと10等級ですが、更新後は13等級となっています。

考え方としては、

契約期間1年目=10等級

契約期間2年目=11等級

契約期間3年目=12等級 

です。

1年契約でも3年後の更新では、3年長期契約と同じ13等級となりますね。

事故がなければ、等級に違いはありません。

事故があった場合の等級

長期契約の期間内に3等級ダウン事故があった場合・・・

(事故をしたときの等級については上記URLを参照にしてください)

3等級ダウンなので、1年契約の場合は次の更新後から3等級下がります

したがって、

契約時の等級が10等級であれば、次回更新後は7等級です。

 

1年目

(1回事故)

2年目 3年目 4年目
1年契約 10等級 7等級 8等級 9等級
3年契約 10等級 10等級 10等級 9等級

3年長期契約の場合は、事故がなかった場合と同じく、証券上は3年間ずっと10等級です。

しかし更新後の等級は、9等級となります。

 

長期契約の場合、1年契約と違って等級の計算方法が複雑です。

1年契約では、単に現在の等級から3等級をひくだけですが、3年に限らず長期契約は、事故があった更新後の等級を決める計算式があるのです。

 

前契約の等級+(保険期間の年数ー事故件数)-3×事故件数=更新後の等級

 

3年長期契約の10等級で計算してみると・・・

 

10等級+(3年-1件)-3×1件=9等級

となります。

 

複雑な計算になるとはいえ、3年経過した等級は結果9等級で同じということになりますね。

 

保険期間中2回事故をした場合の等級

 

等級に違いがでるのは、長期契約期間内に2回以上の事故をした場合です。

1年契約では、3等級ダウン事故を2回すると翌年の等級は4等級です。

3年後は6等級となります。

 

3年長期契約は・・・

上記の計算式に3等級ダウン事故を2回した場合をあてはめます。

 

10等級+(3年-2件)-3×2件=5等級

 

3年後の更新後等級は5等級ですね。

 

1年目

(2回事故)

2年目 3年目 4年目
1年契約 10等級 4等級 5等級 6等級
3年契約 10等級 10等級 10等級 5等級

4年目の等級を見ると、長期契約のほうが低いです。

だけど、長期契約の更新前等級はずっと10等級ですからね。

しかも、長期契約では4等級の期間もないんですね。

事故をしても、長期契約は1年契約よりお得のように思えます。

 

事故をしたときの『事故あり係数適用期間』

 

事故で保険を使ったとき、等級以外にもう一つ注意しておきたい点があります。

『事故あり係数適用期間』です。

実は、等級よりも保険料の『肝』となるところ。

なぜならば・・・

事故がない契約と事故がある契約とでは、たとえ同じ等級でも割引適用係数が違うからです。

 

事故なし10等級の割引係数=45%

事故あり10等級の割引係数=23%

という具合に。

 

この事故あり等級の割引係数を適用する期間『事故あり係数適用期間』といいます。

 

1年契約の場合、この『事故あり係数適用期間』は1事故(3等級ダウン事故)につき3年です。

3年間、事故あり係数が適用されるということです。

 

長期契約の場合・・・またこれがめんどくさい計算となるのですが、

3×事故件数-保険期間の年数÷2=更新後の事故あり係数適用期間

です。

 

事故が1件だと

3×1件-3年÷2=1,5年

小数点は繰り上げになるので『2年』ということになりますね。

 

1年契約だと、事故あり係数適用期間は3年間

3年長期契約だと、事故あり係数適用期間は2年間なのです。

 

どうですか??

これも長期契約のメリットですよね。

 

免許証の更新をしたとき

自動車保険には、たくさんの割引要素があります。

その割引の中の一つがゴールド免許割引です。

免許証の色がゴールド免許だと、グリーンやブルー免許に比べて保険料が安いのです。

 

1年契約の場合、保険期間中に免許証の更新があり、ゴールド免許からブルー免許に変わってしまえば、翌年の更新時でゴールド免許割引はなくなってしまいます

 

しかし長期契約では、期間中に変更する必要はありません

…というか、免許証の色については契約期間中の変更ができないようになっています。

次回の更新が2年後なら、たとえ免許の色がブルーになっていても、ゴールド免許の割引がついたままとなるのです。

 

これも大きなメリットといえますね。

補償内容や保険料の改定があったとき

保険会社は数年に一度、補償内容や保険料の改定がはいります。

 

保険料率や事故率が高くなり、保険料が全体的に上がってしまうときがあります。

今まであった補償内容や割引が無くなってしまうときもあります。

 

2019年1月1日からは、運転者限定の『家族限定』がなくなります。

詳しくはこちら

自動車保険、運転者『家族限定』廃止!でも『家族限定』できる保険会社もある!
2019年1月から代理店型の大手損保会社が、自動車保険の運転者限定の『家族限定特約』の廃止となります。 代理店型の大手損保会社とは 東京海上日動 損保ジャパン AIG損保 共栄火災海上 あいおいニッセイ ...

そのような場合でも、すぐに反映されません

保険期間中に保険料が変更することはないのです。

 

たとえ途中で保険料の値上げや、補償内容の改定があったとしても、長期契約だと保険料値上げも補償内容の変更も先延ばしするようになります。

 

自動車保険、長期契約のデメリット

免許の更新をしたとき

お気づきかもしれませんが・・・

上記メリットでも書きました、免許証の更新。

ゴールド免許からブルー免許に変更となる場合はメリットといえますが、逆もまた然り。

 

契約時にはブルー免許だったけど、保険期間中にゴールド免許になった!

けど・・・免許証の色の変更は、保険期間中にできません。

なので次回更新するまでゴールド免許割引の適用がないのです。

 

長期契約だと、ゴールド免許割引なしの保険料が数年続きます。

 

これはデメリットですね。

 

補償内容や保険料の改定があったとき

こちらも同じく…ですね。

保険期間中の保険料改定により、保険料が全体的に下がったとしても、長期契約では反映されません。

 

『あ!!それいいな!!』と思う補償が新しくできたとしても、長期契約に途中から付帯することはできません。

 

保険料が下がるのも、新しい補償を付帯することができるようになるのも、更新後からとなります。

 

どうしても『その補償が必要だ!』という場合は、一度解約して契約し直すという方法もありますが、そうすることによりをしてしまう可能性があります。

 

もちろん等級の引継ぎはできます。

ただ、解約するときのタイミングには注意が必要です。

変更があった場合の連絡や補償内容を忘れやすい

自動車保険の更新時には、補償内容の再確認をしたり、補償内容を見直すキッカケにもなります。

しかし長期契約では、3年なら3年、5年なら5年と、更新がくるまでほったらかしになってしまう可能性が非常に高いです。

まったくカーライフに変更がないのであれば、それでもいいのかもしれません。

 

しかし、車が変わったり、運転者が変更になった場合は連絡する必要があります。

連絡を忘れていたとしても、1年契約だとすぐに気づくことができますが、長期契約になると、なかなか気づかないのも現実です。

気づいた時は事故したとき!なんて最悪です。

 

そんなこともあるので、長期契約はできるけど推奨していない保険代理店も存在します。

長期契約1番のデメリットとしては、これじゃないかなと私は思います。

長期契約途中の補償内容変更

免許証の色の変更や、期間途中に新しくできた補償を追加で付帯することはできません。

これは、1年契約でも同じです。

 

しかし、その他の補償内容の変更、運転者年齢条件の変更や車の変更はいつでもできます

長期契約途中の解約で、他社へ乗り換え

乗り換え時の注意点については、下記のURLを参照にしてください。

自動車保険、乗り換える!等級の引き継ぎとデメリット
自動車保険を他社に乗り換えるとき、今の等級を引き継いで加入することがでます。しかし、乗り換えることによるデメリットが発生するかもしれません。他社へ乗り換えるときの等級引き継ぎ、注意点とデメリットをお伝えしています。

長期契約の保険料支払い方法

保険料の支払い方法は3パターンです。

5年以内または7年以内の長期契約では『一括支払い』のみの取り扱いとなっている保険会社が多いようです。

3年以内であれば、年払い(1年に1回)、月払いができます。

 

保険会社によって多少かわってくるので、確認する必要があります。

結果的にお得なのは・・・

それはズバリ!!

デメリットをデメリットと感じなければ長期契約は、お得なのでしょう。

 

私事ですが、去年の4月に18歳の長男が免許を取得しました。

その長男・・・9月に原付と接触事故を起こしてしまいました。

幸い相手の方のケガも軽傷ではありますが、任意保険から対物賠償と対人賠償をつかうことになりました。

1年契約を推奨している我が代理店ですので、当然自分の自動車保険も1年契約にしております。

・・・ですが・・・

こんなことなら3年長期契約にしておけばよかった!!!!!

というのが、正直なところでございます。

参考までに・・・。

 

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