未成年同士の自転車事故

今回は、実際に起きた未成年同士の自転車事故を

ご紹介します。

同じ年頃の子をもつ親として、どちらの気持ちもわかるので

非常にツライ事故でした。

こんなケースもあるんだ…ということを

知っていただきたいという想いです。

それは通学途中に起きた事故です。

高校生A君と中学生Bさんの自転車事故。

歩道の右側をA君が走り、その左横をBさんが走り抜こうとしていました。

Bさんのブレーキ部分がA君のカゴの網目に引っ掛かってしまい

A君の自転車はBさんのブレーキに引っ張られ、2台とも左側に倒れてしまいました。

A君がBさんに覆いかぶさった形です。

A君にケガはなく、自転車に多少のキズがついたものの

走行に問題はありませんでした。

通学途中ということもあり、急いでいた二人。

A君は、『大丈夫??』と声をかけ、Bさんは『大丈夫です。』と言い、

起き上がって自転車に乗ったので、A君はそのまま現場を離れました。

私はA君側の代理店で、A君のお母さんから

その日の夕方に事故報告を受けました。

状況を聞く限りA君の過失は、ほぼないのですが

A君のお母さんのご意向として、全部こちらが賠償するということでした。

理由としては、

○相手のBさんがケガをしてしまっている

○Bさんの自転車も壊れている

○A君も、声はかけたものの、すぐ現場を離れている

転倒のキッカケは別としても、ケガの直接理由はA君が

上に乗ってしまったからだと・・・。

個人賠償を請求するということは、すべてこちらに責任があると

認めることになります。

『それでもかまわない。』

A君もご両親も最初から争うつもりもなく、

1番丸く収まる方法だ!とおしゃっていました。

この件、A君が全部賠償になると、

揉める要素はどこにもなく、スムーズに解決します。

・・・が・・・

しかし、Bさんのおじいちゃんがでてきて、

A君親子を怒鳴りつけ謝罪を要求するという事態が起きてしまったんです。

A君とB君さんの主張がまったく異なっていて、

一方的にA君が悪く言われていたのです。

これにはA君もかなり落ち込んでいたそうです。

元々こちらとしては、揉めるつもりもなく全部賠償のつもりだったのに…

こうなると、A君のご両親も黙っていません。

自転車のキズの位置や、A君のカゴの歪みとキズから

ほぼA君の主張に間違いないと思うのですが…。

Bさんの主張としては、

『左側からA君を追い越そうとしたら

腕がA君に接触してしまい、A君がこちら側に倒れてきた。』

というものでした。

左側後方から接触されると、わざとじゃない限り右側に転倒します。

しかし、A君のご両親もBさん自身の事を考え、深掘りはしませんでした。

なのでこのケース、再度の現場検証は行わず、

過失割合は50対50。

最終的にそれぞれ自分のケガや損害は、自分で責任をもつ『自損自弁』に

もっていきました。

Bさん・・・親御さんに心配をかけたくなかったのか、

言い出せなかったのか・・・怒られたくなかったのか・・・。

そしてBさんのおじいちゃんも、きっとなんらかの不安がたくさんあったのだろうと

思います。

結構なオオゴトになってしまい、

Bさんも辛かったんじゃないのかな…。

親は皆さん、誰もが我が子の主張を信じるものです。

だからこそ、たとえ自分側に非があったとしても

正直に話せてもらえる親子関係でありたいな…って

思わされる事故ケースでした。

自転車事故も車と同じく運転する限り、事故は

誰にでも起こり得ることです。

万一の事が起きてしまったとしても

『大丈夫よ!』と言ってあげれるようにしておきたいです。

保険はそのためのものだと改めて思います。

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